先日の記事で「簿記1級の知識で簿記論の組織再編、連結の問題は解けそうか?」というご質問を頂きました。
コメント頂きましたさとうさん、ありがとうございます。
まず、前提条件として、私の状況としては
市販テキストの独学で予備校には通っていない
簿記1級不合格(64点)
全経上級合格
という状況ですので、簿記1級合格者の方のレベルには無いというのと、
何より独学ですので、簿記検定の段階から予備校に通われている方はまた違うと思います。
というのは付け加えさせて頂いた上で、書きます。
結論から言うと、これらの論点は簿記1級でしっかり勉強していれば簿記論で勉強し直すような論点ではない、というのが私の個人的な感想です。
理由はこれらの論点が会計士よりの論点であり、簿記1級は簿記論というより会計士試験に近い部分を感じるので、会計士寄りの論点については簿記論より厄介な問題が出される印象でした。
忘れもしないのは簿記1級の問題で連結子会社1社、持分法適用会社1社を含む3社の連結3期目の総合問題が出されたこと。しかも、本体については1期目の決算整理からスタートするという問題で「何回決算整理&連結するの…」って思いながら計算用紙が足りなくなった記憶が…
それと比べたら簿記論は聞く論点はオーソドックスなところに限られている印象ですし、連結や組織再編でそこまで捻った問題は出されなかった記憶なので、簿記1級でしっかり学習された方であれば、十分対応可能なのではないでしょうか?
ただ、簿記1級受験直後なら勉強しなくても…といえるかもしれませんが、簿記1級から時間が空いている方は忘れ止めはしておいた方が良いと思います。
全くやらないままですと、急に出た時にうっかりミスする可能性はありますから。